【2018年6月23日(日)殿堂発表】衝撃の殿堂発表!これで語れる殿堂理由!

 皆様、DMPの皆様ならもう熱が冷めたころでしょうか?昨日6月23日に現代デュエルマスターズにおける大きな発表がありました・・・。

 

 

【殿堂発表】

 

 ですね。次世代ワールドホビーフェアでの恒例行事になりましたね。毎回楽しみにさせていただいております。ありがとうございます。ごちそうさまです。

 

 この度殿堂入りしたカードは4種類です。

 

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勝利のアパッチ・ウララー

プラチナ・ワルスラS

ゼロの裏技 ニヤリー・ゲット

次元の霊峰

 

 

 の4枚ですね。さて本日は今回発表された殿堂入りカードについて考察していきましょう!これを読めば君もなぜ殿堂入りしたかがすぐに話せるデュエルマスターに!(なれるかも!)

 

 

 

 

勝利のアパッチ・ウララー

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勝利のアパッチ・ウララー

コスト6/パワー3000 メルトウォリアー/ダークロード/ハンター

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーが破壊された時、相手の手札を見ないで1枚選び、相手はそれを見せる。そのカードと同じ文明を持つ、コスト8以下のハンター・サイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)

 

 

 出た時と破壊させるときに相手の手札を1枚選びます。その選んだカードと同じ文明のコスト8以下のハンターサイキッククリーチャーをバトルゾーンに出すことができます。これにより【勝利のリュウセイカイザー】や【アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>】【紅蓮の怒 鬼流院 刃】がなどの2打点が登場します。

 このカード単体では特に悪いことはしないのですが、皆様ご存知【蒼き団長ドギラゴン剣】によって容易に6打点生成機になります。これがまずかった。剣と飛ばす態勢ができていればマナにいようが手札にいようがいつでも盤面0から打点を組み切ってきます。さらに≪龍装チュリス≫というカードも登場し3ターン目に6打点生成という控えめにいって意味のわからない速さとパワーと打点生成能力でいくつものデッキを踏みつぶしてきました。

 さらにこのカード、登場時だけではなく破壊されたときにも超次元クリーチャーを出すことができます。破壊除去に対しては1回破壊耐性があるといっても過言ではありません。除去することが難しくこれに対する明確な回答は≪オリオティス・ジャッジ≫しかありませんでした。手札に戻してもマナに置いても、また剣の能力で出てきてしまいますからね。処理することが難しい盤面を上からゲーム開始すぐに押し付けることができ、なおかつドギラゴン剣との相性で容易にゲームエンドに繋がる打点生成ことが大きな問題だったのでしょう。

 

 

 

 

 

■【プラチナ・ワルスラS

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プラチナ・ワルスラS

コスト3/パワー6000 マジック・コマンド/イニシャルズ

■進化:自分の水のクリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを3枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。

 

 汎用性の塊スライムですね。こちらも堂々の殿堂入り。青の入るビートダウンであれば≪異端流しオニカマス≫と共にデッキパワーを大きく底上げすることに貢献しました。進化元は水のクリーチャーで、【熱湯グレンニャー】や【DH・アツト】などを進化元に3ターン目からW・ブレイカー+2ドローというインチキな動きをしていました。

 このカードは環境に存在するカードとマッチしすぎていました。このカードが採用されているデッキは【ドギラゴン剣】【赤青罰怒ブランド】【墓地ソース】等の手札があれば1ターンで大きく打点の組むことのできるデッキでした。単純に早期W・ブレイカーという出力が、別のビート手段を噛み合いすぎていました。このカードがメインに殴るのではなく別のカードでフィニッシュするデッキであれば、そのカードを引き込みながらこちらの揃えるべき打点を減らし、相手には有効S・トリガーの要求値を大きく引き上げることになります。

 さらにこのカードの強い点は、実質2枚手札が増えることですね。攻撃の際に手札を2枚増やすため放置すればハンドアドバンテージの差は増え続け、その分キルパーツを引き込む確率が大きくあがってしまいます。それゆえこのカードは1度殴られた後に可及的速やかに除去しなければいけません。しかしこのカードに除去を切るとテンポロスになりこちらのやるべき行動に遅れがでます。さらにこのカードを除去できても2枚ドローという仕事をこなされているのでよいトレードにはなりません。この「出して殴れば最低限の仕事をこなす」という雑な強さが殿堂入りになった所以ではあるでしょう。

 

 

 

 

ゼロの裏技 ニヤリー・ゲット

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ゼロの裏技ニヤリー・ゲット

コスト4/呪文

■G・ゼロ―バトルゾーンに自分の無色クリーチャーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中から無色カードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。

 

 「コスト0で3枚ドローできるまさに裏技」がデッキに4枚、という意味の分からない字面ができあがっていますね。

 さて、これは語ることもない、皆様が予想されていた結果になりましたね。

 このカードは現在の主人公が使用する【ジョーカーズ】に採用されているマストカードですね。バトルゾーンに無色のクリーチャーがいればコストを支払わず・・・なんて説明は必要はないですね。

 ジョーカーズの展開力を大きく引き上げた最強のドローソースです。特に≪パーリ騎士≫との相性は最高で、ヤッタレニヤリー後に墓地に呪文を準備することのできるという役割もありました。これで山札の下に戻ってくれればまだ・・・、なんて言ってもですね。

 このカードの殿堂入りにより、「引ければ上振れムーブ」、引かなければコスト5に繋がるまで盤面と手札の管理が難しいデッキになりました。昨年の夏の限定構築戦に詳しい方はご存知でしょうが、ニヤリーゲットのないジョーカーズはかなり弱いです。当時は手札を増やすことのできるカードがなかったためです。しかし現在は事情が違います。コスト5帯に≪ヘルコプ太≫と≪ガヨウ神≫という2大ドローソースが登場したからですね。これらの登場によりジョーカーズの手札事情は大きく解消されました。これによりニヤリーゲットなしでも戦えるようになりました。このタイミングを狙っていたように感じますね。

 

 

 

 

次元の霊峰

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次元の霊峰

コスト2/呪文

■自分の山札を見る。その中から多色クリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。

 

 2コストで多色クリーチャーをなんでもサーチすることが可能な軽量呪文ですね。「なんでこのカードが?」と不思議に思っている方もたくさんいらっしゃるでしょう。このカードの採用先は主に、≪ドギラゴン剣≫や≪成長鳳凰≫でしょうか。ドギラゴン剣やミラダンテⅫないしそのチェンジ元をサーチするためのカードですね。

 このカードをプレイするタイミングはマナ通りであれば2ターン目です。2ターン目といえば成長系統のデッキであれば、1コストクリーチャーが殴る前ですね。5コスト革命チェンジクリーチャーをサーチする際に使いますね。緑色の剣であれば、≪龍装チュリス≫を出す前のコスト域です。手札にチュリスさえあれば剣かアパッチの足りないほうをもってくることができますね。

 このカードの殿堂には考察できる裏がありそうです。

 まず1つ目は≪勝利のアパッチ・ウララー≫の殿堂です。アパッチウララーが殿堂入りしても2コスト次元の霊峰が4枚積めれば、≪次元の霊峰≫→≪龍装チュリス≫の動きは変わらず叩き込むことができるようになります。しかし霊峰が1枚になればこの動きをできる確率は大きく下がります。アパッチウララーを準備する手段としてとれるのは2パターンです。

 

①3コスト確定サーチを使用。

②神秘の宝箱でマナにサーチ。

 

 この2パターンがよく取られる手段ですね。この2種ができるのは3ターン目以降です。ということが3ターン龍装チュリスされることは限りなく少なくなったということですね。さらに≪プラチナワルスラS≫も殿堂入りしてしまったためリソース回収する方法もかなり限られてきました。≪龍装チュリス≫が殿堂入りしなかった理由がなんとなくわかってきましたね。

 それでもまだ剣+チュリスが8枚積むことができます。それが2枚とも手札に揃う確率は?2コストブースト8枚積んでるのに引けなくて事故ったとか言うプレイヤーは?なんとなく答えが見えてきてよかったです。

 

 もう一つは、「ひょっとしてここで霊峰が殿堂入りしたってことは強力な多色カードが登場する前兆ではないのでは?」ということです。軽量サーチを残すということはカードデザイナー側は「次元の霊峰という軽量サーチ呪文が存在する」という前提で新しいカードを作らなければなりません。

 

 

 

 

【あとがき】

 長々と書いてしまいました。読みづらいのなんの。というわけでシンプルにまとめましょうか。

 

【勝利のアパッチウララー】→剣の決定力&盤面維持能力を大きく下げることに。

【プラチナ・ワルスラS】→雑に殴って雑にアドを稼ぐことが不可能に。

【ゼロの裏技ニヤリー・ゲット】→バグが少しよくなった。というか適正。

【次元の霊峰】→早期安定革命チェンジにテコ入れ。

 

 といった感じですね。環境トップの2大デッキの根幹に大きく抵触する殿堂改訂だったのではないでしょうか?私はおおむね満足しています。

 殿堂の施行は7月13日ですか。それまでフルパワーのジョーカーズとドギラゴン剣を楽しんでいきましょう!圧倒的速度で殴るの最高!

 

 

ここからはちょっと私的な意見になってしまいます。どんな意見が書かれててもいい人以外はここでブラウザバックお願いします。

 

 

 

 

 

 今回の殿堂改訂は限りなく良いものだと感じました。環境で暴れている2大デッキの弱体化によりその他のデッキが結果を残しやすくなったでしょう。そして弱体化した2デッキもまだ戦うことができる程度に戦力を削がれたので構築やプレイを丁寧に見直すいい機会になったと思います。

 今回殿堂予想されていて意見が多かったカード達、タイガニトロやシャコガイルが殿堂入りしなかった理由もちょっとだけおまけとして書いていこうと思います。

 

 

【シャコガイル】→絶賛高騰中。ここで規制され値段が暴落するとショップに大打撃。

【タイガニトロ】→いまさら騒いでるやつはDS期下旬にタイムスリップして黒単ドラグナー見てこい。

【ミラクルスター】→今、天門強化のためブロッカー達が増えているのにそこを潰してどうんすんだよ。

【龍装チュリス】→殿堂最速記録か?なんの狙いもなく刷ったわけじゃないだろ。

【ドギラゴン剣】→最初はコスト7まで~の逸話。デザインミスを認めづらい。

主人公カードには鎖をかけづらい。

 

 こんな感じでしょうか?かなり汚い言葉を使っていますが許してください。私自身はタイガニトロに何の思い入れもないのですが、「ニトロ殿堂!」とかいうエアプ初心者が多くてイライラしていたので主にニトロに怒りをぶつけました。まあこのような意見を殿堂発表後に言うのズルいですね。反省します。

 ここまで読んでいただいた方はありがとうございます。もしこれに対して意見等があればぜひコメントやTwitterのDMなりリプなりに意見をください。叩かれても文句は言えません。

 

 

Noyle@LDS (@7_week) | Twitter