変態型黒ランデスデッキ考察:ロストソウルとアナライズ・チャージャー

 

 一定数の根強いファンが存在するランデスデッキ。最近はシータカラー(赤緑青)のランデスデッキが強いとよく聞きますね。この度は私の愛用している通称「黒ランデス」のデッキ案を1つ書いていきたいと思います。タイトルからお察しの通りこの度は本当によくわからないカードが数枚搭載されています。環境を見た構築になっていることをご容赦ください。これで勝てるとは言いませんが、新環境を考えた構築になっていますので、こうご期待。

 

 

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 今回のコンセプトは「奇を衒ったカードを入れてみればおもしろいじゃない!」という意味のわからない考えから開発されたものですね。今回のメインになるカードは完全に≪ロスト・ソウル≫です。相手の盤面を一掃してロストソウルを撃てば勝てるんじゃないか!?という完全にアホ丸出しの構築ですね。解説していきましょう。

 

 

 

■こちらが先に≪ロスト・ソウル≫を撃てば勝ち

 ランデスというデッキがまずはどのようなものかということですね。≪マナ・クライシス≫や≪焦土と開拓の天変≫といった相手のマナゾーンのカードを触っていくことによってテンポアドバンテージを獲得したり、うまくいけば相手のマナを0にすることが可能です。魔法の呪文「ライフマナクラ焦土サイクリカ」ができれば気持ちいいです。相手は不愉快です。

 

 今回は先にテンポをとってロストソウルを投げつけることを意識したいです。もちろん同じコスト域の≪龍素記号Srスペルサイクリカ≫を投げてマナ差を突き放すことも重要です。ランデスデッキの往々の弱点として手札切れが激しく、ランデス後にテンポをとったのはいいが、手札がなくもたつき、時にはマナを伸ばされてしまうことです。しかし、今回は気合で全ハンデスの枠を増やしました。こちらの手札も切れてしまう、しかし相手も手札が0の状況であれば、こちらのほうがマナを伸ばしているという点を主張に戦っていくことができますね。そのための大型ハンデスに重点を置いています。

 

 

 

■なぜ≪ロスト・ソウル≫なのか。

 なぜ、≪ロスト・ソウル≫を採用しているのかということも不思議かと思われます。今回≪ロスト・ソウル≫を採用した理由は、全ハンデス、7コストであるという点です。似通った比較対象として≪ニコル・ボーラス≫や≪悪魔龍ダークマスターズ≫も存在するためです。今回はこの2枚とも比べながら見ていきましょうか。

 

 まずは≪ニコル・ボーラス≫との比較ですね。

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 とにかく値段が高止まりしている超ブラックボックスパックのトップレアカードですね。バトルゾーンに出た時に相手の手札を7枚破壊する化け物カードです。MTGからされたカードで、種族も普段聞かないような名前が並んでいますね。

 され、このクリーチャーの利点は生き物である点と攻撃時に確定除去を飛ばせることですね。生き物である利点は、相手の≪ヴォルグ・サンダー≫の対策になります。呪文を使いまわして立ち回るデッキですので、どうしても相手の≪ヴォルグ・サンダー≫でデッキを大きく削られ負けに繋がることが多いです。その可能性を少しでも低減させるための採用ですね。

 しかし、このクリーチャーはコストが8という点が少々ネックです。≪焦土と開拓の天変≫から繋がる7コストを今回は優先しています。せっかくとったテンポを1ターン棒立ちで無くしたくありませんからね。その1ターンの損を上回るレベルの採用する利点を見いだせないためアウト。

 

 

 

 次に≪悪魔龍ダークマスターズ≫との比較をしていきましょう。

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 バトルゾーンに出た時に、相手の手札を見て、中から3枚のカードを選び、捨てさせることが可能なドラゴンです。≪解体人形ジェニー≫を1枚で3回使うことができる強力なカードです。正確には≪解体人形ジェニー≫とはハンデスの意味合いが違います。このクリーチャーの利点は相手のマッドネスクリーチャーに引っ掛からずに大型ハンデスできるという点ですね。≪ニコル・ボーラス≫同じ生き物ですので≪ヴォルグ・サンダー≫も意識しています。

 このカードは7コストであり、≪焦土を開拓の天変≫から綺麗に繋がるという点は偉いのですが、ハンデス枚数が少ないことが気になります。確かに相手のマッドネスクリーチャーを躱せるのは大きいです。しかし、相手の手札をすべて叩き落とすことがdけいない場合が多いです。特にこちらがテンポを取れた場合に物足りないことが多いです。

 

 

 

 

■アナライズ・チャージャーの採用

 今回は試験的に≪アナライズ・チャージャー≫の採用をしています。まずそんなカード聞いたことねえよ、という言葉が飛んできそうなので解説からしていきましょう。

 

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アナライズ・チャージャー

コスト7/呪文

■バトルゾーンにあるクリーチャーを2体まで選び、持ち主の手札に戻す。

■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。)

 

 

 クリーチャーを2枚手札に戻すチャージャー呪文ですね。殿堂入りしてしまう≪超次元ガロウズ・ホール≫の穴を埋めようという魂胆で採用されていると思われますが、その通りです。しかし、≪超次元ガロウズ・ホール≫とは使い方も強さも大きく違います。そこを理解しましょう。

 ≪超次元ガロウズ・ホール≫は二面除去、超次元ゾーンへのアクセス、その対応は幅広さゆえの汎用性、とハイスペックカードでした。

 今回使用する≪アナライズ・チャージャー≫は超次元ゾーンへのアクセスは不可能です。さらにチャージャー呪文ゆえに≪龍素記号Srスペルサイクリカ≫で使いまわすことができません。しかし、このカードがそれだけで劣化ということでもありません。このカードにも使用する利点があります。

 

①相手のクリーチャーを2体除去

 現環境のトップメタは明らかにドギラゴン剣のデッキでしょう。剣アパッチ醤油の並びを崩すのは相当骨が折れます。しかし、≪アナライズ・チャージャー≫も相手のクリーチャーを2体除去することができます。こちらが先にサイバーダイスベガスを展開することができれば、厄介な複数打点持ちを2体除去し、アパッチ1枚棒立ち盤面を作ることが可能です。

 

②チャージャー呪文である点

 先ほど説明した盤面で、5マナサイバーダイスベガス展開→剣走りアパッチ醤油の並びをアナライズ・チャージャーで除去という展開をとると、次のターンに7コストに繋げることが可能です。そうなると≪ロスト・ソウル≫・の出番です。相手の手札に返した≪蒼き団長ドギラゴン剣≫を叩き落すことが可能です。こうなればこちらがサイバーダイスベガスの置きドローとランデスを主張しゲームを支配することが可能です。有利対面とまでは言えませんが、ドギラゴン剣に対する用意された一着にしては優秀だと感じます。

 

③自分のクリーチャーもバウンスできるチャージャー

 このカードが自分のクリーチャーも手札に戻すことが可能です。これを利用して自分のバトルゾーンにある≪龍素記号Srスペルサイクリカ≫を使いまわすことも可能です。≪超次元ガロウズ・ホール≫でもよくやった手法ですね。墓地の呪文を使用できる強力なCIP能力を使いまわしてこちらのゲームにしていきましょう。

 

「でもチャージャー呪文だからサイクリカで使いまわせないじゃん」

 

 痛いところを突かれてしまいました。やはり何かいい方法を考えなければいけませんねえ。相手のランデスをしながらマナから呪文を回収できるカードがあればいいのですが・・・。

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■隅でひっそりと潜む存在・・・。

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 なぜ、このクリーチャーを採用しているんでしょうね。≪ロスト・ソウル≫を飛ばしたあとのドローソース兼防御札でしょうねえ。このカードがしっかり1枚で仕事をするかはこれから回していかないとわからないですね・・・。

 

 

 

【あとがき】

 私のデッキ案の備忘録のような記事になってしまっているので興味のない人は申し訳ありません。これからもこんな感じで自由気ままに好きなことを書いていきますよ!

 「ランデス」というデッキタイプを長く使用している人は一種の職人気質のような人が多く、変な構築や新参者に対して厳しい感じがします・・・。私もDS時代からランデスを愛用するものとして、精一杯研究を続けていきたいですね。排他的にならずにね!