【賀二流忍者ザリガニンゾウ】アンブロッカの話をしようか。シンプルアタッカーのザリガニ忍者!
避けては通れぬ殴り合い…。最後に打点を生成できたものの勝利するデッキトップの投げつけ合い。そんな熱いデュエルマスターズをしたのはいつのことだったでしょうか?と昔を思い出すもそんな記憶は本棚の中にしまっていました。
デュエルマスターズを発売当初からプレイされている方はなんとなく記憶にはないでしょうか。
???「ブロックされないクリーチャーは最強!」
と豪語していた方も少なくないでしょう。コストに対してパワーが少しだけ高かった光のブロッカー達は私たちの攻撃を止め続けていました。そんな中に颯爽とシールドを攻撃することのできるブロックされないクリーチャーたちは大変重宝されましたね。
リキッド・ピープルという恵まれた種族から進化することが可能なパワー8000のW・ブレイカー【クリスタル・ランサー】はみなさんの切り札レベルのクリーチャーだったことでしょう。アンコモンとレアリティも低くお小遣いの少ない少年のパートナーと活躍したことです。この当時はドロー方法が豊富にあったので水文明の入ったデッキでもマナを伸ばすことができましたね。
そして2年近くの時間が経ちレインボークリーチャーが登場しましたね。聖拳編では2色の色を持つクリーチャーが登場しました。そして少年たちのバイブルともいえるコロコロコミックに驚異の付録カードが付きました。【腐敗電脳メルニア】ですね。低コストながらブロックされない能力とスレイヤーを両立しています。これにはビックリですね。相手のクリーチャーと確実に相打ちが取れますし、シールドを削っていけば相手はこのクリーチャーを除去しなければなりません。2ターン目に出すことができれば勝ったも当然と喜んでいましたね。
ブロックされないクリーチャーは水文明だけの特権ではありませんね。一定のパワー以下のクリーチャーにブロックされない大型自然のクリーチャーサイクルも2弾から登場していましたし、まだ文明の役割がはっきりしていなかったため光文明にもアンブロッカブルのクリーチャーは存在しました。他にも相手のブロッカーをすべてタップする進化ガーディアンや相手のブロッカーをすべて手札に戻す進化リキッド・ピープルなんかも最後の詰めで使用されていましたね。守りの要を悠々と突破できると大逆転劇を何度も生んだ立役者たちでしょう。
さらに時は1年経ち、転生編に突入しました。クロスギアという新ギミックに胸を躍らせたものです。そんな時代の中で最もインパクトの強かったカードは【悪魔神ドルバロム】でしょう。10マナという当時は出すことができるかできないか怪しいラインの最強の神がスポットライトを浴びました。なんといってもバロム様が転生して帰ってきたわけですからね。しかも出したらゲームエンドという凄まじい能力を引っ提げて。
そんな転生編1弾に引き続きアルカディアスも転生しました。【精霊王アルファディオス】ですね。一度登場してしまえば相手の身動きをすべて封じる精霊王です。このカードも出されただけでゲームを決めることのできる力を持っていました。当時のマックスパワーの15000を超えたのもビックリでしたね。
そんな2人の王が再来したと当時に転生したクリーチャーも存在しました。そうです。あのみんなの切り札であったクリスタル・ランサーが転生したのです。その名も【クリスタル・ツヴァイランサー】。第二のランサーの登場です。パワーは大きく上昇し、ブレイク枚数も増加。なんと2回の攻撃で相手のシールドをすべて吹き飛ばすことのできる打点ですね。しかしそんな新ランサー君は転生した王の影になってしまいました。王たるクリーチャーは相手の行動を縛るのに、同時期に出た転生クリーチャーはタダの打点役と話題にあがることは多くありませんでした。
■幾億年の時を経ていま蘇る…!
幾億年の時を経て、何度も苦渋と辛酸を舐め続け、時には自分の存在感など消し去りそしてようやく10年以上の時を駆け抜けて新しい活躍の瞬間を見ることができる!新規の後継者をようやくもらうことができた!これでクリスタル・ランサーの強さをもう一度環境に与えることができるのであろう!
「ニンニン!ムートピアです!手札進化でブロックされないT・ブレイカーです!」
クリスタル・ランサー伝説、終了。
皆様の応援ありがとうございました!次回から始まる『賀二流忍者ザリガニンゾウの冒険』をお楽しみに!(大嘘)