【根絶のデクロワゾー】ドギラゴン剣範囲内ならワンチャン!と言える時代!

 昨日、話題にあがりました≪根絶のデクロワゾー≫について、本日は考察していきたいと思います。なぜこのカードについての考察をするかというと、最近このカードが採用されたドギラゴン剣のデッキが結果を残したとかなんとかで話題になっていたからですね。

 このカードが市場から消え、メルカリで高値で出品、カードショップでは高額買取まで始まっているようです。なるほど、DMPさんはせっかちですねえ。というわけで解説していきましょうか!

 

 

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根絶のデクロワゾー

コスト6/パワー5000 スピリット・クォーツ

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして↻能力を使ってもよい。
↻パワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。その後、相手の手札を見る。相手は自分自身の手札からパワー3000以下のクリーチャーをすべて捨てる。

 

 

 見たことすらない、存在も最近知ったという方もいらっしゃるかもしれません。このカードは聖拳編第1弾に収録されたカードです。≪無双竜機ボルバルザーク≫や≪陽炎の守護者ブルー・メルキス≫と同級生ですね。初めてデュエルマスターズに多色カードが登場した歴史ある弾です。

 それではなぜこのカードが注目されたのでしょうか。能力の方も解説していきましょう。

 

 

■TTで手札と場から3000以下獣を除去!

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 昨日もお話したように、このような全体除去を採用する理由は、選ばれないメタカードである≪異端流しオニカマス≫や横に並ぶジョーカーズ等の対策ために使われたのでしょう。

 ≪根絶のデクロワゾー≫はタップトリガー(以下TT)にてバトルゾーンのパワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊することが可能です。上記のカマスや横並びのデッキにはぶっ刺さる除去でしょう。さらにこの能力の強いところとして、その後相手の手札を見て、その中からもパワー3000以下のクリーチャーを墓地に送ります。手札に残しておいたリソースまでも根こそぎ奪っていく無慈悲な能力はこのカードにしか備わっていないでしょう。小型全体除去バージョンの≪ガンヴィート・ブラスター≫のようなイメージでしょうか。

 この手札までも持っていく能力は、ジョーカーズのような展開しながら、さらに手札まで回収することが可能なデッキタイプや、破壊されても手札に還る通称モヤシクリーチャーへの解答になりえますね。サザン、メタリカ、ジョーカーズ等は壊滅、名前の通り根絶させることができるでしょう。

 

 さらにこのカードは多色のコスト6のクリーチャーです。≪蒼き団長ドギラゴン剣≫のファイナル革命能力により踏み倒すことができます。さらにスピードアタッカーになることが可能なので場に出てすぐさまTTを発動することが可能です。ラグ無しでバスターが全体除去を放つことができるのは強いですね。

 

 

■このクリーチャーの強いところは?

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 私はこの≪根絶のデクロワゾー≫入りのドギラゴン剣のデッキを触ったことがありません。このカードはどのように使っていくのでしょうか?わかりませんが考察してみましょう。

 

 まず、このカードが刺さる対面は現環境では対無色t青ジョーカーズでしょうか。相手のヤッタレニヤリ―の自信ムーブにも、チェンジ剣の動きから大型ハンデスを飛ばすことが可能です。S・トリガーさえ踏まなければ≪根絶のデクロワゾー≫のTTにより剣で破壊したシールドカードもまとめて叩き落とすことが可能です。盤面もまとめて破壊できるので≪超特Qダンガンオー≫や≪ジョジョジョマキシマム≫のワンキルもまとめてケアすることが可能ですね。

 

 他のデッキにも先投げできればハンデス効果として期待できます。パワーが低いカードのみのハンデス、とも捉えることが可能です。軽量ハンデスクリーチャーである≪解体人形ジェニー≫等のピーピングハンデスや、青の≪熱湯グレンニャー≫等のクリーチャーもまとめて焼き払うことが可能です。≪龍装チュリス≫の登場により早めに剣を投げることができるからこそ活躍できそうなカードですね。

 

 

■≪異端流しオニカマス≫のメタにはなれないか。

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 それでは≪異端流しオニカマス≫のメタになることはあるのでしょうか?≪根絶のデクロワゾー≫はTTで除去を飛ばすことができます。そのためドギラゴン剣により引っ張り出すとその前に手札に戻されてしまいます。なのでオニカマスを除去するのであればマナを払って出すしかありません。しかしこのクリーチャーのコストは6、次のターンにTTを発動するころに自分はゲームに負けていないでしょうか?そこまでもつれ込んだゲームでパワー3000以下のクリーチャーを根絶する盤面でしょうか?こちらの命が根絶している可能性が大いにありますね。

 全体除去の対抗馬として絶賛高騰中の≪メガ・マグマ・ドラゴン≫の存在があります。昨日紹介した≪SMAPON≫もいますね。なかなかライバルが多い中、このクリーチャーを採用することはよっぽどの優位性があると考えています。本日の考察の中では思いつかなかった使い道があるかもしれません。

 

 

【あとがき】

 ≪根絶のデクロワゾー≫入り剣で結果を残された方、おめでとうございます。もしこのブログを見ていただけているのであれば、ぜひ「こんな盤面で強かった!」というコメントを残していってください。

 

 デッキスロットに余裕があるのであれば、ピンポイントメタを積むのはとても重要になります。用意された一着で勝てる試合が1試合でもあるのなら準備することに損はありません。≪根絶のデクロワゾー≫もそんなカードかもしれません。