【DM新環境考察】新時代を築き上げているデッキタイプ達!そこへの解答は?

 殿堂が発表されてから早くも2週間が経過しました。新制限での大会の情報も多く耳にし、新しいデッキタイプが続々と生まれ、速さのインフレに屈していたデッキがこぞって環境に顔を出し始めました。次弾が発売されるのが3月の末なのでそれまではこの環境のまま固定されていくでしょう。

 新しい環境にいち早く対抗するために皆様が色んなデッキを開発されていると思いますが、そんな群雄割拠なデュエルマスターズ環境に対抗するために本日は新しいデッキタイプ各種とそれに対抗しうるメタカードを見ていきましょう!

 

 

 

 

■闇+火or自然デッドゾーン

f:id:Noyleseevisions:20190212140936j:plain
f:id:Noyleseevisions:20190212141151j:plain
f:id:Noyleseevisions:20190212141236j:plain
f:id:Noyleseevisions:20190212141154j:plain

 新環境に真っ先に名乗りを上げたのはおそらくこのデッキでしょう。≪S級不死デッドゾーン≫を主軸に備えたビートダウンですね。これまでは一撃必殺を誇るドギラゴン剣に速さもフィニッシュも一歩劣っていた印象でしたが、本人の殿堂入りにより環境に戻ってくることができました。

 本人に直接的なパックによる強化はありませんが、優秀な踏み倒しメタである≪デスマッチビートル≫の採用や、ブーストから繋がるツインパクトメタである≪拷問ロストマインド≫を採用した自然文明入りのデッドゾーンが注目を浴びています。殿堂解除により≪伊賀の幻ハンゾウ≫が2枚以上採用可能になったことも追い風となり環境にマッチしているデッキタイプとして環境でも脅威になっています。

 

 その対策として採用したいのは踏み倒しメタカードですね。しかし火を触っても自然を触ってもブーストカードを複数枚搭載しているため近年のトレンドである≪奇石ミクセル≫等のコスト参照メタさは刺さりづらい強みがあります。かといって登場を許すと強力な盤面除去が待ち構えているため出てきてほしくもありません。ということで採用したいのは≪洗脳センノー≫が今熱いです。そもそも召喚以外の踏み倒しを禁止することができるので侵略や革命チェンジは許しませんし、ジョーカーズで無文明のため色々なデッキに採用することが可能になっています。枠があけばセンノーくらいの気持ちで採用してあげれば大きな遅延をすることができますね。

 

 

 

 

■火闇t水墓地ソース

f:id:Noyleseevisions:20190212142424j:plain
f:id:Noyleseevisions:20190212142524j:plain
f:id:Noyleseevisions:20190212142522j:plain
f:id:Noyleseevisions:20190212142520j:plain

 たくさんの新規ツインパクトカードが大量に世の中に出回ったため強化を受けた墓地ソースです。その速さと制圧力の高さは今の環境のナンバーワンだと言う人も多いでしょう。

 墓地のクリーチャーの数を参照して踏み倒しやコスト軽減をおこないデカブツSAを叩きつけゲームを決める墓地ソースはツインパクトカードの波に大きく乗ることのできたこの環境のベストデッキと言っても過言ではないでしょう。夢のツインパクトパックに収録された≪ほめほめ老/ホメホメ老句≫は、ランダムな要素こそあれど2ターン目に墓地を3枚肥やすことが可能な革新的なカードです。イワシとのコンボで墓地のクリーチャーの枚数を一気に増やすことが可能で3ターン目には≪百万超邪クロスファイア≫を叩きつけることも可能になりましたね。

 ツインパクトカードは呪文として使用しても墓地にいけばクリーチャーとしてカウントできるため上の画像にあげたようなカード達が序盤からブンブンと回り、実質墓地+1状態で立ち回れるようになりました。さらに墓地からクリーチャーを回収することのできる呪文も多いため安定しているのもよい点ですね。

 

 このような墓地を使用するデッキは≪卍デスザーク卍≫を中心に組んだデッキもありました。強さのベクトルがまったく違うため対策は撃ちづらいですが、墓地を空にすることができれば勝機はあります。墓地の簡易リセット手段としては≪ポクちんちん≫や≪お清めトラップ≫などの3ターン目にプレイできるカード、さらに墓地回収を許さない玄渦などもいますね。墓地ソースが環境のメタゲームを大きく支配することがあるのであればこのようなカードも積極的に採用していかなければならないでしょう。

 

 

 

 

■青単ムートピア

f:id:Noyleseevisions:20190212143910j:plain
f:id:Noyleseevisions:20190212143923j:plain
f:id:Noyleseevisions:20190212144035j:plain
f:id:Noyleseevisions:20190212143941j:plain

 青い呪文を大量に叩きつけ手札を回したあとにクリーチャーの横展開+エクストラターンの獲得で安全に相手に殴り勝つことを目的としたデッキタイプですね。ながらくムートピアは環境に出てくることのできない不遇種族として扱われていたので嬉しい限りです。しかし中身はメタカードで相手の出鼻をくじき、手札が揃えばソリティア、終わり次第速やかにパンチという理不尽極まりないデッキに仕上がっていますね。S・トリガーを許さない動きで殴り勝ちます。

 このデッキの構造上は手札にパーツを溜めて一気に放出、それまでの時間はメタカード≪異端流しオニカマス≫や≪奇天烈シャッフ≫で稼ぐという手段でゲームを進めるためブン回り以外の初動は思ったより速くなく、むしろメタビートのフィニッシュ手段が確殺になったというもの。しかし踏み倒しメタや呪文メタも適宜使用していけるので時間稼ぐ力はピカイチですね。さらにシェイパー4ドロー決めれば次のターンに大体勝利が降ってくるので上振れ万歳ができるよいデッキです(笑)

 

 呪文メインでデッキを構築しているため呪文メタに非常に脆いのが救いでもあり、傷でもあります。コスト増加系のクリーチャーである≪タイム3シド≫や≪奇石タスリク≫等のメタカードや≪拷問ロストマインド≫のような呪文ハンデスを採用することによりゲームをすることができるようになります。さらに極端の速攻には弱いため先に走りきることさえできればゲームをもぎ取ることもできます。さらに手札に一定量のパーツをため込まなければならないため序盤からの細かいハンデスに困らされる一面もあるのでしっかり対策さえしてしまえば無理やりこじ開けられることのないデッキタイプだと感じます。

 

 

 

 

【あとがき】メタカードを入れれば勝てるわけではない。

f:id:Noyleseevisions:20190212141025j:plain
f:id:Noyleseevisions:20190212150101j:plain
f:id:Noyleseevisions:20190212150004j:plain

 

「よっしゃあああああ!じゃあこれらのデッキタイプに刺さるメタカードを大量に採用すれば環境デッキ全部倒せるやん!」

 

 

 というわけでにはいきません。今回紹介したカードは確かに相手のデッキの弱点ではありますが、「出せば勝てる!」と言ったものではありません。

 今回紹介したカード達は、「出せば時間が稼ぐことのできる!」といったものです。その稼いだ時間で相手もメタクリーチャーを除去しようとしてきますし、再展開のための準備だってすることが可能になります。その稼いだ時間でゲーㇺに勝利しなければなりません。そのためある程度速さをもったデッキ、もしくは明確なフィニッシュ手段を持つデッキに採用してあげましょう。私はメタビートをくみ上げボコボコにされました(笑)

 自分の今持っているデッキにこのようなカードを採用して少しでも環境デッキに理不尽にボコボコにされることがないように皆様の助けになれたらなと思います!新弾が出るまでのデュエルマスターズを楽しんでいきましょう!